こんにちは、スポーツ・ダイジェスト・ネットの運営者のアキです。
大谷翔平選手について調べていると、アメリカの記事やSNSなどでユニコーンという表現を目にすることがあります。
「大谷翔平のユニコーンとはどういう意味?」「なぜ野球選手がユニコーンと呼ばれるの?」「いつから使われているニックネームなの?」と気になったあなたもいるのではないでしょうか。
さらに調べていくと、大谷翔平のユニコーンという言葉には、二刀流だけでなく、由来、英語での意味、GOATとの違い、ニューバランスのTシャツ、ユニコーンのぬいぐるみなど、いろいろな話題がつながっていることが分かります。
ユニコーンの画像やAIによるビジュアル、SNS上のミームを見て、この言葉を知った人もいるかもしれませんね。
私は1978年に後楽園球場でシンシナティ・レッズの来日試合を観戦して以来、長くメジャーリーグに興味を持ち続けてきました。
当時はピート・ローズやジョニー・ベンチ、トム・シーバーといったスター選手の迫力に驚かされたものですが、長年野球を見てきた私にとっても、大谷選手のように投手と打者を同時に高いレベルで成立させる選手は、これまでの野球選手の枠にはなかなか収まりません。
この記事では、大谷翔平選手がなぜユニコーンと呼ばれるのかを入り口に、英語のUnicornが持つ意味、二刀流との関係、いつから使われ始めたのか、MLBやアメリカでどのように扱われてきたのかまで時系列で整理します。
正式なニックネームなのか、GOATとは何が違うのか、Tシャツやぬいぐるみなどのユニコーングッズについても分かりやすく見ていきましょう。
【記事のポイント】
- 大谷翔平選手がユニコーンと呼ばれる本当の意味
- ユニコーンという呼び名と二刀流の深い関係
- 2017年から現在までの呼ばれ方の変化
- GOATとの違いやTシャツ・ぬいぐるみの話題
大谷翔平がユニコーンと呼ばれる理由
まず知っておきたいのは、大谷翔平選手のユニコーンという呼び名が、単に「すごい選手」という意味だけで使われているわけではないことです。
ポイントになるのは、普通なら一人の選手の中では両立しにくい能力が、一人の大谷選手の中に同時に存在していることです。
ここからは英語としての意味と、二刀流との関係を順番に見ていきます。
ユニコーンとは英語でどんな意味?
ユニコーン(unicorn)とは、本来は額に一本の角を持つ伝説上の生き物、一角獣のことです。
もちろん、大谷選手が一角獣に似ているから呼ばれているわけではありません。
英語では、ユニコーンの「実際にはほとんど存在しない」「非常に珍しい」というイメージから転じて、めったに現れないほど特別な才能や特徴を持った人を表す比喩として使われることがあります。
大谷翔平選手の場合のユニコーンは、「他に同じタイプを簡単には見つけられない、極めて珍しい選手」という意味で考えると分かりやすいです。
たとえば「Shohei Ohtani is a unicorn.」という英文をそのまま「大谷翔平は一角獣です」と訳してしまうと意味が分かりませんよね。
スポーツの文脈なら、「大谷翔平は他にほとんど例のない特別な選手だ」「唯一無二と言いたくなるほど珍しい存在だ」といったニュアンスになります。
ニューバランスも2023年に大谷選手をテーマにしたThe UnicornのTシャツを発表した際、通常のプレーヤーには見られないようなユニークで印象的なスキルを持つ選手という趣旨でユニコーンを説明しています。(出典:ニューバランス公式「打席とマウンドで活躍するイラストをあしらった限定グラフィックTシャツで大谷翔平選手の偉業を祝おう」)
ここが大事なところで、ユニコーンは単なる派手なキャッチコピーではありません。
大谷選手の能力の組み合わせそのものが珍しいことから生まれた表現なんですね。
最大の理由は投打で活躍する二刀流
大谷翔平選手がユニコーンと呼ばれる最大の理由は、やはり二刀流です。
野球を経験したことがある人なら分かると思いますが、投手の練習と打者の練習はまったく別物です。
投手なら投球フォームを固め、球速や制球、変化球、配球などを磨きながら、登板日に向けて肩や肘、体全体のコンディションを整えなければなりません。
一方、打者は毎日のように打席に入り、速球や変化球への対応、タイミング、スイング軌道、相手投手の特徴などを研究します。
私は高校まで野球をやっていましたが、投手と打者の両方を本格的に仕上げ続ける大変さは、少し野球を経験しただけでも想像できます。
まして舞台は世界最高峰のMLBです。
先発投手としてメジャーの打者を抑える能力と、強打者としてメジャーの投手から長打を打つ能力を、同じ一人の選手が持っている。
そこが、通常の選手分類では説明しにくいところです。
ベーブ・ルースも投手と打者の両方で歴史的な実績を残しました。
ただし、時代、起用法、競技環境は現在とは大きく異なります。大谷選手の特徴を見るときは、単純な数字だけでなく、現代MLBで投打を並行して続けている点を見ることが大切かなと思います。
MLBが大谷選手をユニコーンと表現するときも、この「一人の中に投手と打者が同居している」という部分が中心にあります。
単にホームランをたくさん打つからでも、球速が速いからでもないんですね。
投手と打者の両方で何がすごい?
二刀流選手というだけなら、「投げることもできて、打つこともできる選手」と考えることもできます。しかし、大谷翔平選手の場合はそれだけではありません。
投手としては100mph前後、つまり約160km/h級の速球を投げることができ、変化球を組み合わせて三振を奪える能力を持っています。
2025年にドジャースの投手として実戦復帰した際にも、100mphを超える速球を記録しました。
一方の打撃では、本塁打を量産できる長打力だけでなく、高い打球速度や走力も大きな特徴です。
打つだけの選手として見ても、相手投手にとって非常に怖い打者ですよね。
つまり、
- 投手として一流を目指せる能力
- 打者として一流を目指せる能力
- その二つを同じシーズンで成立させる能力
- 投打の準備を継続できる体力と自己管理能力
この複数の条件が重なっています。
私は長い間、「野球の基本的な技術は昔からそれほど変わらないのではないか」と考えていた時期がありました。
しかし現在のMLBを見ていると、打球速度や投球回転、スイング軌道など、野球の技術はものすごい勢いで進化しています。
その現代野球の最先端で投打を両立しているわけですから、昔の二刀流と単純に同じ枠では考えにくいでしょう。
「投手もできる打者」ではなく、「投手としても打者としても相手から本気で警戒される」こと。
ここにユニコーンという言葉の説得力があります。
正式なニックネームではない?
では、ユニコーンは大谷翔平選手の正式なニックネームなのでしょうか。
ここは少し慎重に整理したほうがよいところです。
大谷選手に対してユニコーンという呼び方は、アメリカのメディア、MLB、実況、選手、スポンサー、ファンなど幅広い場面で使われています。
しかし、誰かが正式に命名し、公式ニックネームとして登録された名称というより、大谷選手の希少性を表す比喩的な異名と考えるほうが正確です。
日本では大谷選手を表す言葉として「二刀流」や「翔タイム」といった言葉もよく知られていますよね。それぞれ生まれた背景や使われ方が違います。
| 呼び方 | 主な意味・イメージ |
| 二刀流 | 投手と打者の両方を行う競技スタイル |
| 翔タイム・Shotime | 大谷選手の名前とShowtimeを重ねた呼び方 |
| ユニコーン | 他にほとんど例がない希少な能力を持つ存在 |
ユニコーンという言葉が面白いのは、名前そのものをもじった愛称ではなく、「どんな選手なのか」を説明する評価表現になっている点です。
そのため記事や会話で使うときも、「大谷選手の正式な愛称はユニコーン」と断定するより、「アメリカでは大谷選手の唯一無二の能力を表してユニコーンと呼ぶことがある」と表現するのが自然ですよ。
ちなみに、大谷選手を象徴するものとしては呼び名だけでなく背番号もよく話題になります。日本ハム時代からエンゼルス、ドジャース、侍ジャパンまでの番号については、大谷翔平の背番号は現在17!歴代番号と由来を完全解説で詳しくまとめています。
大谷翔平はいつからユニコーン?
大谷翔平選手がユニコーンと呼ばれるようになった時期について、「2021年の二刀流ブレイクから」と思っている人もいるかもしれません。
確かに2021年は、この表現が広く知られる大きなきっかけになりました。
しかし調べていくと、それ以前から大谷選手とユニコーンは結び付けられています。
少なくとも2017年11月には、大谷選手がまだMLBでプレーする前の段階で、MLB Networkにおいてpotential unicornという表現が使われていました。
さらに2017年には、日本野球を取材していた記者ジェイソン・コスクリイ氏が、大谷選手について同じことをしている選手が他にいないという趣旨からユニコーンと表現しています。
2018年4月にも、アメリカのスポーツメディアで「期待していたユニコーンそのもの」といった意味の見出しが登場しました。
ただし、「2017年に初めてユニコーンと呼ばれた」「最初に名付けた人物はこの人」とまでは断定できません。
確認できる古い使用例が2017年に存在する、という捉え方が適切です。
この点を押さえておくと、大谷選手のユニコーンという呼び名が、一時的なブームから突然生まれたものではなかったことが見えてきます。
大谷翔平とユニコーンの歴史と現在
ここからは時間軸を少し広げて、大谷翔平選手とユニコーンという言葉がどのように結び付いてきたのかを追ってみましょう。
MLB入り前の「まだ見たことのない選手への期待」を表す言葉だったユニコーンが、実際の二刀流成功によって現実味を持ち、さらにMLB公式やスポンサーの商品にも使われる表現へ変化していった流れが見えてきます。
2017年には米国で使われていた
2017年は、大谷翔平選手が北海道日本ハムファイターズからMLBへ挑戦しようとしていた時期です。
当時のアメリカでは、「日本に投げても打ってもすごい選手がいる」という期待が高まる一方、本当にMLBでも二刀流が成立するのかという疑問もありました。
そんな中、2017年11月22日のMLB Networkでは、大谷選手をpotential unicorn、つまり「ユニコーンになり得る存在」というニュアンスで扱っています。
ポイントは、大谷選手がMLBでホームランを量産した後ではなく、メジャーで一試合もプレーしていない段階から使われていたことです。
同じ2017年にはジェイソン・コスクリイ氏も、大谷選手を他の選手と簡単には比較できない理由として、投手と打者の能力を一人で持っていることを挙げ、ユニコーンと表現しています。
これは非常に象徴的だと思います。
普通なら、「この選手は○○に似ている」「打撃は○○タイプ」「投球は○○タイプ」と既存のスター選手に例えます。
しかし大谷選手の場合、打者だけなら比較対象を探せても、投手だけなら比較対象を探せても、その二つを合わせると比較対象がいない。
そこで登場するのがユニコーンという言葉だったわけです。
2018年にエンゼルスでMLBデビューすると、投手として好投しながら打者として本塁打を放つ姿が実際に見られるようになります。
期待の段階だった「ユニコーン」が、本当に存在するのかもしれないという驚きへ変わっていった時期と言えそうですね。
2021年の二刀流で呼び名が定着
大谷翔平選手とユニコーンという言葉を語るうえで、2021年は大きな転換点です。
このシーズン、大谷選手は投手として先発ローテーションに入りながら、打者としても本塁打を量産しました。
それまで「MLBで本格的な二刀流を続けることは本当に可能なのか」と見られていた挑戦が、現実の結果として示されていったわけです。
2021年4月には、当時エンゼルスのチームメートだったジャレド・ウォルシュ選手が、大谷選手についてユニコーンという言葉で表現しています。
同じ選手として二刀流の難しさを知る立場から、普通の選手とは違う存在として語られたことには大きな意味があると思います。
さらにMLB公式も2021年8月、大谷選手をbaseball’s unicornと表現しました。直訳すれば「野球界のユニコーン」です。
2017年前後は「これほど珍しい才能ならユニコーンかもしれない」という期待の意味合いが強く、2021年は「本当にMLBで投打を両立してしまったユニコーン」という評価へ変わった時期と考えると流れが分かりやすいです。
私も長く野球を見ていますが、大谷選手のすごさは、一試合だけの珍しい起用ではなく、シーズンを通して投打を続けたところにあると感じます。
一度だけ投げ、一度だけ打つなら話題性で終わるかもしれません。
しかし、それをMLBのシーズンの中で続け、投手としても打者としても相手チームから対策される。
2021年は、ユニコーンという表現が大谷選手の代名詞の一つとして定着していく大きな年になりました。
MLBは現在もユニコーンと表現
「ユニコーンというのはエンゼルス時代に流行した昔の呼び名なのでは?」と思う人もいるでしょう。
ところが、ドジャースへ移籍した後もこの表現は消えていません。
2024年の大谷選手は投手として登板せず、打者としてプレーしました。
そのため、二刀流を意味するユニコーンという言葉は一時的に少し見えにくくなったようにも感じられました。
しかし2025年6月、ドジャースで投手として復帰した際、MLB公式は大谷選手が投げることについて、まさに彼を他のメジャーリーガーの中でユニコーンにしている部分だという趣旨で伝えています。(出典:MLB公式「Shohei Ohtani makes Dodgers pitching debut」)
これは非常に分かりやすいですね。
MLBにとっても、大谷選手のユニコーン性の中心は「有名だから」「MVPだから」ではなく、やはり投げて打つことにあると読み取れます。
さらに2026年8月にも、MLB公式の記事で大谷選手はスポーツ界のユニコーンという趣旨で表現されています。
つまり、ユニコーンは2021年だけの流行語ではなく、現在まで続いている表現の一つです。
| 時期 | ユニコーンの主な文脈 |
| 2017年 | MLB挑戦前から投打の希少な才能として注目 |
| 2018年 | MLBで実際に投打の活躍を見せ始める |
| 2021年 | 本格的な二刀流成功で呼び名が広く定着 |
| 2023年 | ニューバランスがThe Unicornを商品化 |
| 2025年 | 投手復帰とともにMLBが再びユニコーンと表現 |
| 2026年 | MLBなどで現在も大谷選手を表す言葉として使用 |
こうして時系列で見ると、「珍しい日本人選手への愛称」が残ったというより、大谷選手が実績を積み重ねるたびにユニコーンという言葉の説得力が増してきたと考えるほうが自然かなと思います。
ユニコーンとGOATの違い
大谷翔平選手については、ユニコーンだけでなくGOATという表現を見ることもあります。
GOATとは、Greatest Of All Timeの頭文字を取った言葉です。直訳に近い意味では「史上最高」。
スポーツでは歴代で最も優れた選手を議論するときによく使われます。
一方のユニコーンは、基本的には「史上最高かどうか」という順位を表す言葉ではありません。
| 表現 | 中心となる意味 | 大谷選手の場合 |
| GOAT | 史上最高という評価 | 歴代選手との実績・能力の比較 |
| Unicorn | 極めて珍しい唯一無二の存在 | 投打を高いレベルで両立する希少性 |
簡単に言えば、GOATは「誰が一番すごいのか」という評価で、ユニコーンは「そもそも同じ種類の比較対象がほとんどいない」という評価です。
ニューバランスは2025年、大谷選手のMVPを祝う企画で「Four MVPs. One Unicorn.」という言葉を使いました。
日本語にすれば「4度のMVP、唯一のユニコーン」といった意味合いです。
ここで注意したいのは、「ユニコーンはGOATより上」という決まった英語表現があるわけではない点です。
これは大谷選手の特別さを表現するためのブランド上のメッセージとして理解したほうがよいでしょう。
私自身は、スポーツ選手を誰が史上最高かだけで比べるより、その選手が何を変えたのかを見るほうが好きです。
大谷選手の場合、これまで別々に考えられてきた投手と打者の可能性を一人で広げたところに、ユニコーンという表現がよく合うと感じます。
Tシャツやぬいぐるみも話題
大谷翔平選手とユニコーンの関係は、メディアで使われる言葉だけにとどまりません。
現在ではTシャツやぬいぐるみなど、ビジュアルやグッズにも広がっています。
代表的なのが、ニューバランスが2023年11月に発表したThe UnicornグラフィックショートスリーブTシャツです。
このTシャツは、打席に立つ大谷選手とマウンドで投げる大谷選手を組み合わせ、二刀流をユニコーンというテーマで表現したものです。発売時の価格は4,400円でした。
さらに2025年には、MVP受賞を記念してFour MVPs. One Unicorn.を掲げた限定Tシャツも発表されました。
こちらは発表時6,930円とされています。
また2025年には、MLB公式SNSで大谷選手をイメージしたユニコーンのぬいぐるみが登場し、プレゼント企画として話題になりました。
過去に発表されたTシャツやぬいぐるみが、現在も同じ価格・条件で購入できるとは限りません。
限定品やキャンペーン景品の場合もあります。価格、販売期間、在庫、公式ライセンスの有無などの正確な情報は公式サイトをご確認ください。
グッズを探す際には、「大谷翔平の公式商品」「MLBやMLBPAなどの正規ライセンス商品」「大谷選手とは直接関係のないユニコーン商品」を区別したほうが安心です。
特に通販サイトでは、ユニコーンとドジャースのデザインが入っているだけで大谷選手の商品に見えるケースも考えられます。
商品名やメーカー、ライセンス表記まで確認するとよいでしょう。
また、2023年のハロウィーンにはエンゼルス公式SNSが、大谷選手をユニコーンとして描いたAI生成ビジュアルを公開しています。
これは大谷選手本人が実際にユニコーンの衣装を着て撮影した写真ではありません。
この画像をきっかけにユニコーンという言葉を知った人もいると思いますが、もともとの意味はコスプレやキャラクターではなく、二刀流という珍しい能力を表す比喩です。
それが人気の広がりとともに、Tシャツ、ぬいぐるみ、AI画像、ファンアートやミームへ発展していったわけですね。
なお、画像の転載、選手の肖像、ブランドロゴなどを商用利用する場合には、著作権や肖像・パブリシティ、商標など別の確認が必要になる場合があります。
利用を検討する場合は、権利者の利用条件を確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。
大谷翔平がユニコーンである理由
ここまで見てくると、大谷翔平選手がなぜユニコーンと呼ばれているのか、その理由はかなりはっきりしてきたのではないでしょうか。
ユニコーンは、大谷選手の正式な登録ニックネームというより、普通なら一人の選手の中にはなかなか共存しない能力を持っていることを表した、英語圏の称賛表現です。
その歴史も意外に古く、少なくとも2017年、大谷選手がMLBでプレーする前から使われていました。
そして流れを整理すると、
- 2017年ごろに希少な二刀流選手としてユニコーンと表現される
- 2018年にMLBで投打の可能性を実際に見せる
- 2021年の本格的な二刀流で呼び名が広く定着する
- MLB公式もbaseball’s unicornなどと表現する
- ニューバランスがThe Unicornとして商品化する
- ドジャース移籍後もMLBなどでユニコーンと呼ばれ続ける
という歴史があります。
私は半世紀ほど野球を見てきました。1978年に後楽園球場で見たシンシナティ・レッズのスター軍団もすごかったですし、その後も数え切れないほど個性的な選手を見てきました。
ただ、大谷選手を見ていると、これまでの「投手」「打者」「俊足選手」「ホームランバッター」といった分類そのものでは説明しにくいと感じます。
投手として160km/h級の球を投げる選手が、登板しない日は打席に立つ。打者として長打を期待される選手が、今度はマウンドに上がって相手打者を抑える。
しかも、ただ両方を経験しているのではなく、世界最高峰のMLBで相手チームが本気で対策しなければならないレベルで両方を成立させる。
大谷翔平選手がユニコーンと呼ばれるのは、単に人気があるからでも、派手な記録を持っているからでもありません。
投手と打者という通常は両立しにくい二つの役割を高いレベルで成立させ、既存の野球選手の枠では説明しにくい存在だからです。
GOATが「史上最高は誰か」という議論の言葉だとすれば、ユニコーンは「そもそも誰と比較したらいいのだろう」と感じさせる言葉です。
大谷選手にこの表現がこれほど定着した理由も、そこにあるのでしょう。
今後、大谷選手に続いて本格的な二刀流へ挑戦する選手が増える可能性はあります。
大谷選手の活躍によって、これまで「プロでは無理」と考えられてきた選手育成の常識そのものが変わっていくかもしれません。
そうなったとき、後の世代から見た大谷翔平という選手は、「史上最高だったか」という評価だけではなく、野球選手の可能性を広げた一人として振り返られるのではないかなと私は思います。
大谷翔平とユニコーン。
この少し不思議な組み合わせの言葉には、そんな「今までほとんど存在しなかった選手が現実に現れた」という、アメリカの野球ファンたちの驚きと敬意が込められているのです。
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大谷翔平選手がユニコーンと呼ばれるほどの存在になった背景をもっと知りたい方は、高校時代に作った目標達成シートも興味深いですよ。ドラ1・8球団を中心に、160km/h、運、人間性、メンタルまで落とし込んだ81マスから、大谷選手がどのように目標を考えていたのかが見えてきます。
大谷選手の歩んできたキャリアをもう少し振り返ってみたい方は、歴代の背番号にも注目してみてください。花巻東高校、日本ハム、侍ジャパン、エンゼルス、ドジャースと舞台が変わる中で、1番・11番・16番・17番などの背番号がどのように変化してきたのかを整理しています。
ユニコーンの記事で大谷選手の二刀流や人物像に興味を持った方には、登場曲の記事もおすすめです。打席やマウンドへ向かう際にどんな曲が使われてきたのかをたどると、野球のプレーとはまた違った角度から大谷選手を楽しめます。
